9月22日はカーフリーデー。
都市部でのマイカー利用を控える日です。
自動車を使わない代わりに、公共交通機関、自転車、徒歩の利用が推奨されます。
フランスが始めた運動
この活動は1998年にフランス環境省がフランス都市部へのマイカー通行規制を行ったことがきっかけになって始まりました。
これに先立つ1997年にフランス都市のラ・ロシェルで行われた「車の無い日」という社会実験を起源として全国一斉の取り組みに波及していきます。
キモは、「交通」、「自然」の環境を考える事
マイカーを使わないことで、自動車利用における交通や自然への影響を肌で感じることができますよね。
いつもとは違う感覚で社会に目を向けてみると日常とは違ったアンテナから様々な情報が入ってくるものです。
そこで考えたことを、車の使い方に応用していくのがカーフリーデーの狙いなのです。
車を使わなければ全てが解決されるのか?
しかし、単純に自動車を使わなければ交通や自然の諸問題が解決されるのかと言えば、そう簡単な話ではないかもしれません。
なにせ、これは都市部をテーマにした取り組みです。
バスや電車にマイカー利用者の数を処理できるだけの能力があるとは限りません。
自転車は迷惑駐輪の問題がありますね。
徒歩は、今日一日くらいは大丈夫でも継続的に利用し続けられるかというのは個々人の事情が大きくかかわってくるでしょう。
このように、マイカーの利用を控える事で、それぞれの手段が抱えている「交通問題」ともいうべき固有の課題が浮き彫りになりますね。
そういう面も含めて「車の使い方を考える日」なのかと思います。